「サンラ・ワールド」元役員の増田氏 カナダ大使館で説明会 信用性利用し出資募る?(産経新聞)

 「時事評論家」の増田俊男氏(71)が役員を務めていた投資顧問会社「サンラ・ワールド」をめぐる金融商品取引法違反事件で、サンラ社が出資を募っていたカナダのIT企業が平成13〜18年に、在日カナダ大使館(東京都港区)で説明会を複数回開催していたことが6日、出資者側の関係者への取材で分かった。投資家へはサンラ社を通じて開催が連絡され、増田氏も登壇。警視庁はサンラ社が大使館の信用性を投資の宣伝に利用した可能性もあるとみて調べている。

 カナダ大使館によると、カナダに関係する企業や団体から申請があれば、大使館内のイベントスペースなどを貸し出しているという。IT企業の説明会は13年3月、17年2月、18年7月に開催された。それぞれ大使館職員も出席し、冒頭であいさつをしたという。

 関係者によると、説明会にはIT企業の関係者を名乗る外国人のほかに増田氏も参加。増田氏は同社の技術を説明した上で、同社の未公開株について「近く上場して数倍の価値になる」と宣伝していたという。

 サンラ社から案内を受けて説明会に3回とも参加し、約700万円を出資した男性(68)は「大使館で説明会を行うぐらいなので、『近く上場する』という増田氏の説明を信じてしまった」と話している。

 また、サンラ社は今月2日付で、IT企業がカナダの上場企業と合併したと出資者に通知しており、警視庁は合併の有無についても確認を進めている。

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